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I社 事業承継を機に新たな法人を設立。在庫資産や借入の引き継ぎを行う

I社 事業承継を機に新たな法人を設立。在庫資産や借入の引き継ぎを行う。

家具・インテリア雑貨販売

■資本金/1,000万円 ■従業員/10名以下

家族承継/創業者→長男(現代表)

 

  • 事業承継の経緯

デザイナーやアーティスト製作の家具・インテリア雑貨を中心に販売し、経営は順調である。すでに実質的な経営権は、後継者に移行されている。

 

 

  • 事業承継に伴う課題

社内的には事業承継は完了している。

残るは、創業者が個人事業で申告している事業の承継にあたり、代表者の交代、借入金・負債の引き継ぎを含めた最善策の考察と選択となる。

 

 

  • 支援の概要

この度の相談での課題は、現在、創業者が個人事業で申告している事業を承継するにあたって、代表者の交代、借入金・負債の引き継ぎをどのように行うのが良いのかということ。

その課題に対し、税理士等を交えて方策を検討し、次のように決定した。

●対外的には、新たに後継者を代表取締役とする法人を立ち上げ、経営者の交代を表すこと。

●在庫資産や借入の引き継ぎは、新たな法人(後継者)と個人事業主(創業者)間の取引で調整しながら処理していくこと。また、この措置は法人側の負担軽減も考慮し、2~3年の期間で経過的に行っていくこと。

この手続き等により概ね事業承継が終了することとなるが、商工会議所としては引き続き、経営指導員等による経過観察を行うこととした。

その後、売上の推移は特に問題ないが、当時の借入金・負債は、そろそろ一括返済等処理を行える状況となっているので、相談当時からの税理士を交えて方策を決める時期に来ている。

I社の事業は、流行等の変化に即した商品刷新、在庫などの負担はあるが、更なる市場開拓をめざしている。

商工会議所は、残された事業承継課題の解決と同時に、創業塾や経営革新塾への参加を勧めるなど経営全般におよぶ支援を強化したサポートが必要となる。

 

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